先日、IQOSを含む加熱式タバコの値上げ騒動がありましたが、加熱式タバコの普及率は確実に上がっているようです。
毎日かなりの数、吸っている人を見かけます。
近所の喫煙禁止の路上でもIQOSを吸いながら歩いている人を見かけます。
本来は禁止ですが、IQOSなら他人に迷惑をかけることも少ないので、OKなのかもしれません。
非喫煙者から見ても、それほど悪い印象は持たれないでしょう。
さて、先日、中国の上海に行く機会があったので、中国での加熱式タバコの普及状況を調査してきました。
加熱式タバコは機内持ち込み禁止?
羽田空港の中国東方航空のチェックインカウンターで搭乗手続きをしようとしたら、この写真があり、説明を受けました。
IQOSは機内持ち込みができないそうです。
中国では加熱式タバコは、「電子煙」と言うようです。
やはり加熱式タバコの代表は、こちらの写真にあるとおり、アイコスですね。
中国では加熱式タバコが禁止されているので、持ち込みができないのか、単に加熱する道具なので持ち込みができないのかその時は、深く考えませんでした。
こちらは、空港の喫煙所は、人がたくさんタバコを吸っている人がいましたが、アイコスを吸っている人はいませんでした。
中国で加熱式タバコの販売は禁止
いろいろ調べたところ、中国ではIQOSを含む加熱式タバコの販売が規制されているようです。
ネット上の販売店でも検索できなくなっているという情報が多数あります。
公式には本体を購入できないので、こっそり購入している人もいるようです。
ただ、たばこスティックも売られていないので、日本の空港などで購入するしかないのかもしれません。
中国の喫煙事情
中国の浦東国際空港に着き、外に出ると、結構タバコの臭いがします。
建物の中は禁煙のところも多いようですが、外ではどこでも吸っている感じがします。
空港からホテルにタクシーで移動しようとしたところ、運転手がたばこを咥えていました。
車内禁煙ではないようです。
ただ、一つ感じたのは、中国人の吸っているタバコは、日本人が吸っているタバコよりもタール量が少ないのが、副流煙がそれほどきつく感じられません。
中国では、タバコは結構高いと言うので、その関係かもしれません。
上記のような状況なので、アイコスなどの加熱式タバコを吸っている人は皆無でした・・・・と言いたいところですが、一人いました。
帰国するときに、ホテルから空港へは専用のマイクロバスを利用しました。
その時に、スーツ姿の人が一人アイコスを吸いながら乗ってきました。
バスの中で紙巻きたばこを吸う人はいないので、車内禁煙のルールはあるようですが、アイコスはOKと解釈しているようです。
たしかに、全く煙くないので吸っても問題ないですが。
それにしても、この人はどこでアイコスを入手したのでしょうか。
マイクロバスの車内はこんな感じです。
非常に古いバスです。
中国で一つ気づいたことですが、バスもタクシーもマニュアル車でした。
意外にもマニュアル車が人気のようです。
一方で、スクーターが全部電動でした。
ガソリン車が一台もなかったので、市で規制をしていると考えられます。
浦東国際空港の免税店での加熱式タバコの販売状況
帰国するときに、浦東国際空港の免税店で加熱式タバコが売られているかどうか調査しました。
予想通り、全く売られていませんでした。
並んでいるのは全部紙巻きタバコです。
それにしても、中国ではたばこが結構人気があるようで、10カートンくらいまとめ買いしている人がいました。
日本にそのまま持ち込むと、関税でかなり取られてしまいます。
たばこ税の値上げにより、税額も上がったと羽田空港に説明書きがありました。
ビジネスクラスで加熱式タバコは吸えるか
中国はこの時期、国慶節前ということで、日本に来る人が多いようです。
飛行機の予約が取りにくい状態のため、ビジネスクラスを利用しました。
ビジネスクラスの座席は快適そのものでした。
このまま椅子を倒すと、寝られるようになっています。
食事もエコノミーとは全く違います。生絞りのウェルカムドリンクもありがたいです。
当然ながら、ビジネスクラスでも紙巻きタバコも加熱式タバコも吸うことが禁止されています。
きちんと説明もされます。
まとめ
中国の空港では、アイコスなどの加熱式タバコは全く売られていません。
中国国内のお店でも、ネットショッピングでも正規の方法では、加熱式タバコを買うことができません。
日本から持ち込む場合は、少なくとも機内持ち込みは禁止されているようなので、注意が必要です。
中国はたばこを吸う人が日本と同じかそれ以上に多い印象でした。
アイコスが普及すれば、もう少し環境が良くなるのではないかと思いますが、規制がかかっているので普及は難しいでしょう。